ペットと暮らしていると、入って欲しくない場所ってありますよね。でも、壁に穴を開けたくないし、設置も簡単にすませたい…。
この記事では、工具いらずで誰でも簡単に設置できる置き型ゲートの特徴やメリット・デメリットを解説していきます。
おすすめの置くだけペットゲートを3つご紹介しますので、選ぶ時の参考にしてみてください!
置くだけペットゲートの基本的な特徴
工具不要で組み立て・設置ができる手軽さが最大の特徴です。 説明書を見ながら15分程度で設置完了、女性や高齢者でも扱いやすい設計がほとんど。
届いたらそのまま設置するだけ、というものもありますし、土台部分だけ組み立てが必要なものもあります。
どこにでも設置できるのも大きな特徴です。固定する壁や柱が必要ないため、暖房器具の前に置いたり、料理の時だけキッチンの入り口に置く、などの使い方ができます。
女性や高齢者でも簡単に持ち運べる軽さのことが多く、掃除のときに移動させたり、普段は収納していて必要な時だけ設置したりが簡単にできます。
置くだけペットゲートの選び方のポイント
安定性を左右する構造をチェック
愛犬の体格に合わせた高さと強度があるか確認が必要です。ベースになっている部分が広く、しっかりしているものの方が安定しています。
設置場所の床材との相性を確認
フローリングの場合は、滑り止めゴムの質と大きさをしっかりチェックしましょう。床がカーペットの場合は、沈み込みによる傾きがないか確認が必要です。
扉つきのものが便利
置くだけのペットゲートには、人間がまたいで通らなければならないものと、扉つきでまたがなくて良いものがあります。
人間は行き来するけれどペットには入ってほしくない場所にゲートを設置するなら、扉付きの方が安全で便利です。
短時間入って欲しくない場所に設置するとか、家具や家電製品をガードしたい、という場合にはまたぐタイプのものが安くて便利です。
置くだけペットゲートおすすめ3選
通販サイトで人気のある、置くだけタイプのペットゲートを3つご紹介します。
アイリスオーヤマのシンプルなペットフェンス
扉のない、シンプルなフェンスです。サイズが幅60㎝と90㎝、高さが40㎝と55㎝から選べ、横に連結させて使うこともできます。
幅60㎝高さ40㎝のもので、重さが2.2㎏と軽く、持ち運びが簡単。家具の隙間に普段は収納しておいて、使うときだけ設置する、ということも簡単です。
幅が伸縮する日本製木製ゲート
家具屋さんが作っているのでしっかりした作りです。土台部分もがっちりと倒れにくくなっており、「大型犬がもたれても大丈夫」との口コミもあります。
扉付きのもの、扉はないけれど幅が伸縮するもの、扉付きで伸縮するもの、とバリエーションがあり、設置場所に合わせて選べます。
扉付きで伸縮式のものは、高さが820㎜あるので小型犬だとちょっと飛び越えるのが大変な高さで、飛び越えで脱走する心配もありません。
通り抜ける時に手を使わなくていいウォークスルータイプ
片方から通り抜けるときは、扉を体で押せば開いて、自動で閉じる仕組みです。閉じた扉をペットが反対から押しても開きません。
土台も大きく、安定感は抜群。メッシュ素材なのでぶつかってしまってもケガをせず、隙間から通り抜けることも不可能です。
サイドパネルをつけはずしができ、設置場所によって調節可能。広い場所にはワイドタイプも選べます。
ペットゲートの3つの設置タイプそれぞれの特徴
ペットゲートの設置タイプは大きく3つあります。
設置タイプ | 設置方法 | 特徴 |
---|---|---|
突っ張りタイプ | 両脇の壁や柱に突っ張って設置する | ・種類が豊富 ・片手で扉を開けることができる ・高さのバリエーションが豊富 ・突っ張った場所に跡がつくことがある |
ねじ止めタイプ | 両脇の壁や柱にネジで止めて固定する | ・大型犬でも対応できる頑丈さ ・壁や柱に穴をあける必要がある |
置くだけタイプ | ゲートを設置したい場所に置くだけ | ・どこにでも置ける ・軽量 ・コンパクトに収納できるものが多い ・低いタイプが多くペットが飛び越えることがある ・倒れる危険がある |
置くだけのペットゲートは、軽くて持ち運びが楽なこと、置く場所を選ばないことや収納がコンパクトになるものが多いことが特徴です。
奥だけタイプと他のタイプとの違い
置き型タイプと、ほかの2つのタイプとの違いを解説します。
突っ張りタイプ
突っ張り型は、仕切りたい場所の両サイドの壁に圧力をかけて固定するタイプです。
賃貸でも使えて安定感があり、天井近くまで高さがある製品もあるので、ジャンプ力の高いワンちゃん猫ちゃんでも安心です。
定期的にしっかり突っ張っているか点検することが必要なのと、壁紙に跡が残るのがデメリットです。
我が家で使っていたのが、突っ張りタイプでした。しっかり突っ張ってあれば外れたり倒れたりしませんでしたが、壁にバッチリ跡が残ってしまっています。
ネジ止めタイプ
壁や柱に直接固定する方式です。抜群の安定性がありますが、壁に穴を開ける必要があり、取り外し時の補修も必要です。
また、取り付けに工具が必要な場合もあり、ちょっと難しく感じる人もいるようです。
ペット可の賃貸住宅では使えないのが最大のネックですが、大型犬や元気のいいワンちゃんがいる飼い主さんには、おすすめしたいタイプです。
置くだけペットゲートおすすめの飼い主と向かない場合
置くだけタイプのペットゲートがおすすめの方と、おすすめしない方は以下の通りです。
置くだけタイプがおすすめの飼い主さん
おとなしめの小型犬や老犬を飼っている方
ゲートに飛びつく習性がない子や、体重の軽い小型犬、家具へのイタズラが少ない子を飼っている場合は置くだけタイプで十分なことが多いようです。
賃貸住宅にお住まいの方
設置の時に壁や床に傷をつけないため、引っ越し時の原状回復の心配もありません。滑り止めシートの上に設置すると、より安心です。
時々ゲートを移動させたい方
工具不要で簡単に移動できて便利です。来客時だけゲートを設置したい、料理中だけ台所に来てほしくない、という場合にもピッタリです。
置くだけタイプが向かない飼い主さん
大型犬を飼っている方
体重や力が強く、ゲートを押し倒してしまう可能性があります。ゲートに関心を示さないタイプの子であれば大丈夫です。
土台が大きくしっかりしたものを選ぶと安心です。
元気いっぱいの子犬や活発な成犬の飼い主
ジャンプや突進などの予期せぬ動きで転倒するリスクがあります。また高さがあまりないゲートだと、飛び越えてしまうこともあります。
またフェンスの幅が広いと、小さな頭が挟まる事故の可能性があります。フェンス幅が狭いものや、ネットタイプのものを選ぶと安心です。
赤ちゃんや小さいお子さんのいる飼い主さん
小さいお子さんがぶつかってケガをしたり、倒してしまうこともあります。
まとめ
- 置くだけのペットゲートは設置が簡単で移動もラクラクできる
- 壁や柱に傷がつかないので賃貸住宅に最適
- 土台がしっかりしているものを選ぼう
- 扉付きのものとまたぐものがある
- 大型犬や元気のいい子を飼っている場合はおすすめできないことも
ペットゲートを選ぶ時は、ペットの性格や大きさ、飼い主さんのライフスタイルに合わせて考えることが必要ですね。
皆さんのご家庭のペットゲート選びの参考にしてみてください!
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