23年使ったコイルマットレスがいよいよ寿命を迎えたようなので、新しいマットレスを探して通販サイトやマットレスメーカーのHPを徘徊している私。
こんな衝撃的な商品が目に飛び込んできました。
え?
ウレタンマットレスって、洗えないのが常識なんじゃないの?
水や直射日光に弱い、っていろんなメーカーさんが言ってるよね?
洗えるってどういうこと?どういう理屈?
寝心地が良い、腰痛に効くと評判の高い高反発ウレタンマットレス、興味はあるんですが「洗えない」ことで購入をためらっていたんです。
でも、洗えるなら話は別。買い替え候補として前向きに検討したい!
そこで、「洗えるウレタンマットレス」がどういうものなのか、洗えないとしている他社ウレタンマットレスとどこが違うのか。
洗えるウレタンマットレスにデメリットはないのか。
徹底調査しました!
タンスのゲンの洗えるウレタンマットレスの理屈を徹底的に調べてみた
そもそもの話、「ウレタンマットレスは洗えない」のが常識。
いろいろなメーカーさんのウレタンマットレスについて調べましたが、どこも「丸洗いできません」としています。
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それなのに、タンスのゲンが扱う高反発ウレタンマットレスは「丸洗いできる」と断言しているんです!
本当に洗えるのか?なぜウレタンなのに洗えるのか?
この項ではその疑問について徹底調査しました。
ウレタンマットレスは洗えないのが常識
- スポンジのような構造なので吸水性が非常に高い
- 組織が詰まっていて通気性があまりなく、濡れると乾きにくい
- 丸洗いすると加水分解してボロボロになる
- 天日干しすると暑さや紫外線に弱いため劣化が進む
ウレタンマットレスが丸洗いできない理由は、水に濡れると加水分解という化学反応を起こし、ボロボロになるからです。
ウレタンマットレスの主な素材であるポリウレタンは、水や空気中の水分、汗や雨水などに触れると化学変化を起こして分子結合が崩れ、形を保てなくなります。
ウレタンマットレスは目の細かいスポンジ状なので、吸水性が高く排水性が低いのも特長。
一度水分を抱え込むとなかなか完全に乾きにくいので、加水分解がどんどん進みますし、カビの温床になってしまうことも。
ではちゃんと干せばいいかというと、直射日光や紫外線でダメージを受けてさらに劣化が進みやすくなります。
日が当たらないところで陰干しをし、風を通すことでじっくりしっかり、時間をかけて乾かす必要があるんです。
タンスのゲンの洗えるウレタン「無膜ウレタン」とは
ウレタンマットレスはポリウレタン樹脂を発泡させて作るウレタンフォームでできています。
ウレタンフォームの構造をよく見ると、気泡を支える網目(骨格)の中に、薄い膜に包まれた気泡が含まれています。
この、気泡を包む膜が水分や空気を通しにくく、ウレタンの通気性や水はけが悪い原因です。
オーストラリアの大手フォームメーカーJoyce社の解説によると、無膜ウレタンとは、この膜を特殊な処理で取り除き、骨格部分だけを残したもの。
骨格を窓枠、膜を窓ガラスに例えると、窓ガラスがしっかりハマって空気が通らないまどの、ガラスを割って窓枠だけにして風通しを良くするような感じです。
ポリウレタンフォームは、個々のセル壁とセル膜からなるハニカム構造をしています。
ポリウレタンブロックを網状化すると、セル膜が除去され、セル壁に接着され、連続気泡の3Dネットワークが形成されます。
ー出展:Reticulated Foam: A Complete Guide — Joyce Foam Products(英語サイト)
無膜ウレタンは、水はけがよい台所スポンジやフィルター類、掃除機、ヘッドフォンやマイクカバーなど案外身近で使われている素材です。
無膜ウレタンマットレスは、ろ過スポンジのような構造をしている、と考えれば水洗いができるのも納得です。
23年間、洗えないコイルマットレスを使ってきて、中身を想像するのも怖いと思っている私。
子育て中の子どものそそうも、タンスのゲンのウレタンマットレスのようにバンバン洗えたら楽だったのかなぁ、と今更ながら感じます。
タンスのゲンのウレタンマットレスは乾燥もラクなのか
- 中材のウレタンが乾燥するまでの時間:約12時間(浴室乾燥使用時約6時間)
無膜ウレタンが遠慮なく洗える理由はわかりましたが、洗った後の脱水や乾燥はどうしたらいいのでしょう?
実は、無膜ウレタンは非常に速乾性が高く、風通しがよい場所で陰干しするだけで乾きます。
可能であれば、低温(40℃程度)の乾燥機にかけることもできるので、温風をあてて乾かしてもOK!
高温や直射日光に当てると劣化する性質は、無膜ウレタンでも共通していますので、高い温度に当てたり日向で干したりはNGですよ!
タンスのゲンのウレタンマットレスは家庭で洗える?
タンスのゲンの洗えるウレタンマットレスは、三つ折り構造になっています。
中材のウレタンも3ブロックになっているので、汚れた場所だけを取り出して洗うことができるんです。
タンスのゲンのウレタンマットレスはキングサイズでも一人で運べる重さ
| サイズ | 幅×長さ×厚さ(㎝) | 重さ(kg) | ブロック1個の重さ(中芯重量の1/3kg) |
|---|---|---|---|
| セミシングル | 80×180×10 | 約4.7 (中芯重量:3.9) | 約1.3 |
| シングル | 97×195×10 | 約6.0 (中芯重量:4.7) | 約1.6 |
| セミダブル | 120×195×10 | 約7.5 (中芯重量:5.8) | 約1.9 |
| ダブル | 140×195×10 | 約8.5 (中芯重量:6.8) | 約2.3 |
| クイーン | 160×195×10 | 約9.3 (中芯重量:7.7) | 約3.1 |
| キング | 180×195×10 | 約10.6 (中芯重量:8.7) | 約2.9 |
マットレスを家庭で洗うことを考えると、問題になるのが寝室から浴室までマットレスを運べるのか?という点です。
タンスのゲンのウレタンマットレスは三つ折り仕様なので、中材のウレタンを洗うときは汚れたブロックだけをもっていけばいいでしょう。
マットレスのサイズを表にまとめたものを見ると、中材のウレタンがものすごく軽いことがわかります。
シングルサイズで3枚合わせても5㎏未満、1ブロックだけなら1.6㎏と超軽量。
1.6㎏は1.5Lのペットボトルよりちょっとだけ重い程度なので、力のない女性や高齢者でも運べる重さです!
大きさはシングルサイズだと97×65×10㎝ですから、2階から1階の浴室まで運ぶのも足元に気をつければ大丈夫そうです。
セミダブルサイズ以上になると、幅が1mを超えるので軽いウレタンブロックでも少し気をつけて運ばないと危ないかもしれません。
それでも、重さがキングサイズであっても1ブロック3kg程度なので、廊下や階段の床をうまく使って降ろすことはできそうに思います。
タンスのゲンのウレタンマットレスの洗い方は手洗いを推奨
浴室まで持ってきたウレタンブロックを洗うときは、やさしく押し洗いすることが推奨されています。
カバーからウレタンを取り外して浴室で手洗いを行なってください。
ー引用:タンスのゲン公式HP
シャワーで水を当てながら押し洗いすると、軽い汚れやホコリはきれいになるはずです。
血液やそそうなど水洗いだけで落ちにくい汚れは、中性洗剤を少量使うと落としやすいでしょう。
台所洗剤を使えるので、皮脂汚れなど油分を含んだ汚れも問題ありません。
無膜ウレタンは水切れのとてもよいスポンジのようなものですから、スポンジの汚れを落とすようなイメージで洗えばいい、と理解できますよね!
洗えるウレタンマットレスは乾かすのも簡単?
水切れのよいスポンジに例えられる、無膜ウレタンのマットレス。
マットレスの中を水が通り抜けていく構造なので、乾かすことも普通のウレタンのような難しさはありません。
水洗いしたマットレスは、まず古いバスタオルなどでしっかり水気を切るのが大事。
その後は、風通しの良い場所で陰干しするか、浴室乾燥機能を使って乾かします。
乾くまでの目安時間は、自然乾燥で約12時間、浴室乾燥で約6時間と公式HPにあります。
朝洗って夕方まで干す、というくらい時間がかかることは覚えておく必要がありそうです。
浴室乾燥機能を使えば、天候に左右されることもなく、半日かからずに乾くので積極的に使った方がよさそうです。
洗えるマットレス素材の代表格:ファイバーマットレスとの違い
洗えるマットレスというと、最初に思い浮かぶのがファイバーマットレスです。
自宅の浴室で「洗える」という点では同じなのですが、実は少し違いがあるように思います。
違い①:ウレタンは押し洗いが推奨でファイバー素材はシャワーで流すだけ
ファイバーマットレスでは、人気1位のエアウィーヴや、ブレインスリープマットレスが丸洗いできるマットレスの代表格。
ファイバーマットレスは網目の構造がウレタンマットレスと異なるので、押し洗いをしなくてもシャワーで流せば軽い汚れが落ちるようになっています。
タンスのゲンの洗えるウレタンマットレスは押し洗いすることが推奨されています。
シャワーでざっと流すだけでいいファイバーマットレスの方が洗う手間が少ないのかな?と感じてしまいます。
違い②:乾くまでの時間がウレタンマットレスが6時間でファイバーマットレスが30分
ファイバーマットレスは水洗いの後水気を拭き取り、風通しの良いところで乾かすと30分程度で乾くことが多いんです。
洗えるウレタンマットレスは陰干しで自然乾燥の場合は12時間、浴室乾燥機能を使っても6時間。
この時間の差は「気軽に洗おう」と思えるかどうかに密接に関係しますよね。
サッと洗ってすぐ乾くと思えれば、ちょくちょく洗おうと思えるもの。
乾くまで数時間かかると思うと、「よし、洗うぞ!」と気合を入れて臨むことになりそう。
それでも、小さいお子さんがいたりペットと一緒に寝ている家庭であれば、自宅で洗えるという点は非常に大きなメリットです。
違い③:ファイバーマットレスの中にはぬるま湯で形が戻る形状記憶機能があるものも
またファイバーマットレスの中には45℃程度のお湯でヘタリが戻る形状記憶機能を持つものがあるんです。
マットレスはどんな素材のものを選んでも、いずれヘタるものだと思います。
だからこそ、一度へたったら元に戻らないマットレスとお湯をかけたら元に戻るマットレスがあったら、元に戻る方を選ぶという選択もアリですよね。
タンスのゲンの洗えるウレタンマットレスには形状記憶機能はないので、この点においてはファイバーマットレスで形状記憶機能があるものが魅力的に感じます。
▼ファイバーマットレス(ブレインスリープマットレス)は45℃のお湯で丸洗いできて形も戻る
もっとも、ファイバーマットレスと比べると、タンスのゲンの洗えるウレタンマットレスは低価格で手に入るんですよ!
ファイバーマットレスはシングルで8万円程度しますが、タンスのゲンの洗えるマットレスは1万円しない破格の値段です。
仮に万が一失敗しても財布にも精神的にもダメージが少ないのは明らかにタンスのゲンのマットレスです。
違い④:寝心地はウレタンマットレスの方が柔らかく快適に感じる可能性が高い
マットレスが固すぎたり柔らかすぎて熟睡できなかったら、他の部分がどんなに魅力的であっても選びたくないですよね。
丸洗いするという観点ではファイバーマットレスの方が優位に感じますが、ファイバー素材は寝心地が「固い」というレビューが多いのが懸念点です。
タンスのゲンの洗えるウレタンマットレスは、高反発ウレタンマットレスらしい気持ちのよい反発力が特長。
私が今まで23年使って来たマットレスがコイルマットレスで、どちらかというとぽふっとした柔らかめの寝心地で、それが私にピッタリだったんです。
ですから、固いマットレスだと寝返りがラクにできる反面、もしかしたら体に合わないかもしれない、と少し心配があります。
その点を考えると、丸洗いできてしっかり支えてもらえてかつ包み込むような寝心地を味わえる、タンスのゲンのウレタンマットレスは、買い替え候補の一つになりそう!
まとめ:タンスのゲンの「洗えるウレタン」は、忙しい主婦の救世主になる?
23年間ひとつのマットレスを使い続けてきた私。 その間何度「あ、今すぐこのマットレスをジャブジャブ洗いたい!」と叫びたくなったことか。
子供のそそう、突然の嘔吐、急な月経、そして長年の使用で染み込んだ汗。
洗いたくても洗えない、巨大なスポンジ(マットレス)を前に立ち尽くす絶望感は、誰よりも分かります。
今回、タンスのゲンの洗えるウレタンマットレスを徹底調査して分かった、「買い」の判断基準がこちらです。
- 「清潔こそ正義!」 汚れたらすぐ洗える安心感が欲しい
- コスパ重視! 数万円〜10万円超えの高級マットレスには手が出ない
- 腰もしっかり支えたい: ファイバー素材よりウレタンの反発力が好き
- 力に自信がない: 3分割の「超軽量1.6kg」なら、2階から浴室まで一人で運べる
- 極度の面倒くさがり: 「12時間の乾燥」が待てないなら、30分で乾くファイバー素材(ブレインスリープ等)を奮発して買うべき
- ホテル級の厚みが欲しい: 厚さ10cmなので、リッチな厚みを求めるならレアルやNELLの方が満足度は高い
「マットレスは一生モノ」と思って23年前に買ったフランスベッドは、確かに丈夫でした。
でも、子供が小さいうちや、引っ越しが多い時期は、「洗える・軽い・コスパ最強」なヤツを使い倒すというのも賢い選択だと今心から思っています。
大きな出費を抑えつつ、毎日「洗いたてのシーツと、洗いたての中身」で眠れる幸せ。
この開放感は、他の高級マットレスでは味わえないタンスのゲンだけの特権です。
「もう汚れにビクビクしたくない!」というあなたは、ぜひこの「洗える自由」を手に入れてみてくださいね。

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