この記事ではムアツマットレスの洗い方について、本体とカバーそれぞれに適したケアの方法を解説しています。
ムアツマットレスの本体のウレタンフォームは家庭で丸洗いすることができません。
カバーは洗濯機に洗えるので取り外して洗い、本体のウレタンは掃除機などでゴミやホコリを取り、立てかけて陰干しするのがおすすめです。
ムアツマットレスの公式サイト限定で、上位モデル3つ限定ですがマットレスの丸洗いをしてくれるのでそれを利用するのも賢い方法ですよ。
※対象モデル:「30年ムアツマットレスXX]「30年ムアツマットレスX」「ムアツマットレスPro」
ムアツマットレスの詳細については公式サイトを、ムアツマットレスの洗い方について詳しく知りたい方はこの記事を参考にしてください。
ムアツマットレスが丸洗いできない3つの理由
- マットレス本体のウレタン素材は水に弱いから
- 凹凸構造が通気性を高めて湿気を逃しやすいから
- カバーと本体が分離できる構造だから
ムアツマットレスは本体を丸洗いすることはできませんが、カバー(側生地)は外して洗濯機で洗えます。
ここでは、ムアツマットレスが丸洗いできない理由について、3つ解説していきます。
理由①:マットレス本体のウレタン素材は水に弱いから
ムアツマットレスの本体はウレタンフォームでできており、この素材は水分を吸収しやすく、乾きにくいという特徴があります。
もし水に浸してしまうと内部の水分を完全に乾かすことが難しく、カビや劣化の原因となってしまいます。
そのため、一般的な布団のように洗濯機や浴槽で丸洗いするのはNGです。
ウレタン素材を守るためにも、日常的なお手入れは表面のホコリを取ることや陰干しで湿気を逃がす方法が推奨されています。
理由②:凹凸構造が通気性を高めて湿気を逃しやすいから
ムアツマットレスの特徴的な点は、表面が波型の凹凸構造になっていることです。
この形状によって空気の通り道ができ、寝ている間に発生する湿気を効率よく逃すことができます。
また、ウレタン素材そのものも全てのモデルで「高通気ウレタン」を使用。
ウレタンマットレスの課題のひとつである通気性の悪さを改善しています。
そのため、他のウレタンマットレスよりも蒸れにくく、比較的衛生的に保ちやすいのがメリットです。
ただし、通気性が高いからといって手入れを怠るとホコリや汚れが溜まってしまうため、定期的なケアが必要です。
理由③:カバーと本体が分離できる構造だから
ムアツマットレスは本体とカバー(側生地)が分かれており、カバーだけを取り外して洗濯できる仕様になっています。
もちろん家庭の洗濯機で洗え手乾きやすく、寝汗を書いた後もざぶざぶ洗って清潔に使うことができます。
この構造のおかげで、汚れやすい外側は清潔に保ちつつ、本体は湿気を逃がすための陰干しで対応できます。
「洗える部分」と「洗えない部分」を区別してケアすることが、ムアツマットレスを長持ちさせるコツといえるでしょう。
ムアツマットレスの正しいお手入れ方法と日常のケア4つ
- 陰干しをして湿気を溜めないようにする
- 定期的にローテーションしてヘタリを防ぐ
- 掃除機で表面のホコリやダニを吸い取る
- 除湿シートを併用してカビを予防する
ムアツマットレスを長く快適に使うためには、日常的なお手入れが欠かせません。
丸洗いができない分、湿気対策や表面の汚れをこまめに取り除く工夫が、ムアツマットレスを長持ちさせるためにも大切です。
ちょっとした習慣を取り入れるだけで、寝心地を維持しながら衛生的な環境を保てます。
ここでは簡単にできるケア方法を具体的に4つ紹介します。
ケア①:陰干しをして湿気を溜めないようにする
寝ている間にかく汗や湿気は、マットレス内部にこもりやすいため注意が必要です。
ムアツマットレスは通気性に優れていますが、湿気を放置するとカビや臭いの原因になります。
そのため、定期的に風通しの良い場所で陰干しをして内部の湿気を逃がすことが大切です。
窓際やベランダなど直射日光を避けられる場所に立てかけ、半日ほど置くだけでも効果があります。
朝起きたらマットレスをたたんで風通しの良いところに立てて置く、ということを習慣にしましょう!
ケア②:定期的にローテーションしてヘタリを防ぐこと
毎日同じ部分に体重がかかると、ムアツマットレスの一部がへたりやすくなります。
そこで、定期的に中のウレタンブロックを入れ替えて使うことで、負担を分散させるのがおすすめです。
ムアツマットレスは、レギュラータイプ以外のモデルはすべてウレタンが3つのブロックに分かれています。
カバーの洗濯のタイミングでローテーションをすれば、特別な手間もかかりませんよ。
特に腰や肩の部分は沈み込みやすいので、最低でも数か月に一度のローテーションを心がけましょう。
そうすることでマットレス全体を均等に使え、長期間にわたって快適な寝心地を維持できます。
ケア③:掃除機で表面のホコリやダニを吸い取る
ムアツマットレスは凹凸のある構造のため、表面にホコリやダニが溜まりやすい特徴があります。
そのまま放置するとアレルギーや不快感の原因になることもあるため、掃除機でのお手入れが効果的です。
弱めの吸引力で優しく表面をなぞるようにかけると、ウレタンを傷めずに清潔さを保てます。
布団用ノズルやダニ対策機能のある掃除機を使えば、より安心して使用できます。
吸引力の強い掃除機を使用したり、ウレタンにぎゅうぎゅう掃除機を押し付けてしまうと、せっかくの凹凸がつぶれてきてしまうことも!
やさしく、丁寧に掃除機をかけるのがコツです。
ケア④:除湿シートを併用してカビを予防する
ムアツマットレスの下に除湿シートを敷くと、湿気を吸い取ってくれるので湿気対策に効果的です。
ベッドフレームがすのこになっているものだと、通気性が確保できるので更に湿気がこもりにくくなります。
除湿シートは湿気を吸収してくれるため、カビの発生を防ぐ効果がありますし、天日干しや陰干しで乾燥させて繰り返し使えるタイプを選べば経済的です。
湿気対策と合わせて取り入れることで、ムアツマットレスをより衛生的に長持ちさせることができます。
ムアツマットレスの部分的な汚れを落とす5つの方法
- 水を含ませた布でポンポンと叩くように落とす
- 飲み物の汚れなどは中性洗剤を使う
- ペットや子どものおねしょ汚れには重曹を使う
- 血液の汚れは必ず冷水で対処する
- カビ対策にはエタノールが効果的
ムアツマットレスは丸洗いができないため、汚れがついたときには部分的なお手入れが基本となります。
放置するとシミや臭いの原因になってしまうので、早めに対処することが大切です。
ここでは軽い汚れからシミ、さらにはおねしょなどのトラブル時の応急処置まで、具体的な方法を紹介します。
正しい手順を知っておけば、急な汚れにも落ち着いて対応できるようになりますよ。
方法①:水を含ませた布でポンポンと叩くように落とす
表面についた軽い汚れや汗ジミ程度であれば、水拭きで十分に対応できます。
柔らかい布を水で軽く湿らせ、汚れた部分を優しくポンポンと叩くように拭き取りましょう。
強くこするとウレタンが傷んでしまうので注意が必要です。
拭いたあとは風通しの良い場所に立てかけてしっかり乾かすと、カビや臭いを防げます。
方法②:飲み物の汚れなどは中性洗剤を使う
飲み物などで濃いシミができた場合には、中性洗剤を薄めた水溶液を使います。
タオルや布に染み込ませ、汚れ部分を軽く叩いて汚れを浮かせましょう。
その後、きれいな水を含ませた布で洗剤分を叩いて拭き取り、乾いたタオルでそっと押さえて水分を吸い取ります。
最後にしっかりと陰干しして乾かせば、シミと臭いを最小限に抑えることができます。
方法③:ペットや子どものおねしょ汚れには重曹を使う
ペットや子どものおねしょは、時間が経つとウレタン内部までしみ込んでしまいシミや臭いの原因になるので、対処はスピードが一番大事です。
まずはタオルやペーパーでできるだけ水分を吸い取りましょう。
次に重曹を水にとかした液体を作り、布を浸して軽く叩きながら根気よく拭き取ります。
最後に乾いた布でそっと押さえて、ウレタンにしみ込んだ水分を取り除きます。
その後は風通しの良い場所で陰干しし、可能であれば除湿機や扇風機を併用してしっかり乾燥させると安心です。
方法④:血液の汚れは必ず冷水で対処する
血液の汚れがムアツマットレスについた場合は、必ず冷たい水で叩いて落とすのが鉄則です。
ぬるま湯ではなく冷水を使うのは、血液中のタンパク質がお湯の温度に反応して固まってしまうため。
固まった血液汚れは簡単には落とせないため、汚れたら早めの対処が必要になります。
冷たい水で汚れた部分をトントン叩くようにしていくと、たいていの場合これだけで血液汚れを落とすことができます。
方法⑤:カビ対策にはエタノールが効果的
気になる臭いやカビ対策にはアルコール除菌スプレーが役立ちますが、使い方には注意が必要です。
直接吹きかけるとシミの原因になるため、布にエタノールを吹き付けてからトントンと叩くように使うのがおすすめです。
また、ウレタン部分に大量にかけると傷みやすいため、汚れがちなカバー部分に使用すると安心です。
使用後はしっかり乾燥させることで、清潔な状態を保ちやすくなります。
ムアツマットレスを丸洗いできるサービスの流れ3ステップ
- 専門技術で丸洗いから乾燥まで行う
- ウレタン本体についているゴミを手作業で取り除く
- ウレタン部分のローテンションとカバーを交換
ムアツマットレス公式販売サイトである西川ストアでは、マットレス本体を丸洗いしてくれる「ムアツメンテナンスパック」を取り扱っています。
対象モデルは「30年ムアツマットレスXX]「30年ムアツマットレスX」「ムアツマットレスPro」の3つ。
特に寿命の長い「30年ムアツ」シリーズは、ウレタン部分もきれいに洗いたいと思うタイミングは必ず来ます。
買い替えも選択肢のひとつですが、専門技術による丸洗いを依頼することもひとつの方法です。
ステップ①:専門技術で丸洗いから乾燥まで行う
まず、公式サイトにサービスを申し込むと、ムアツマットレスを梱包できる配送パックが送付されるので、それにマットレスを入れて配送してもらいます。
工場にムアツマットレスが到着すると、ムアツマットレスを専門の技術と機械で水洗いしてくれます。
ムアツメンテナンスパックは無添加の肌にも繊維にも優しい洗剤を使い、汗やホコリ、ダニなどをきれいに洗いながしてくれます。
その後は専用の乾燥機で数時間かけて完全に乾かします。
ステップ②:ウレタン本体についているゴミを手作業で取り除く
ムアツメンテナンスパックでは水洗いして乾燥させた後、ウレタン部分に絡みついて洗ってもとれないゴミや汚れを手作業でとりのぞきます。
髪の毛や小さなゴミは、ウレタン素材に絡んでしまうと洗濯してもなかなか取れないもの。
洗濯後のマットレスのカバーを外し、ひとつひとつ丁寧に作業してくれますよ。
ステップ③:ウレタン部分のローテンションとカバーを交換
ムアツマットレスの洗濯が終わりきれいになると、ウレタンを包んでいるメッシュカバーと側生地を新品に交換してもらえます。
長くムアツマットレスを愛用していると、ファスナーが壊れたりカバーが破れたりといったことが起こります。
また、専用の器具でウレタンのヘタリ具合を測定し、ヘタっているところをローテーションしてもらえます。
ここまでムアツメンテナンスパックを依頼した時の流れをご紹介しました。費用を含め詳しく知りたい方は公式サイトをご確認くださいね。
ムアツマットレスのカバーの洗濯方法と乾燥の3つのポイント
- 洗濯表示を確認して素材に合った方法で洗うこと
- ネットに入れて優しく洗うこと
- 風通しの良い場所で陰干しすること
ムアツマットレス本体は自宅では洗えませんが、カバーは取り外して洗濯して清潔に使い続けることができます。
ただし、洗い方や乾かし方を間違えると縮みや生地の傷みにつながることがあります。
ここでは、カバーを長持ちさせるための正しい洗濯と乾燥のポイントを解説します。
日常的に清潔を保つために、ぜひ参考にしてください。
ポイント①:洗濯表示を確認して素材に合った方法で洗うこと
カバーを洗う前には、必ず洗濯表示をチェックすることが大切です。
素材によっては洗濯機で洗えるものもあれば、手洗いが推奨されるものもあります。
表示に従って適切な水温や洗剤を選ぶことで、生地の傷みや色落ちを防げます。
特に新品のカバーは色落ちしやすい場合があるため、最初の数回は単独で洗うと安心です。
ポイント②:ネットに入れて優しく洗うこと
洗濯機を使用する際は、カバーを洗濯ネットに入れるのがおすすめです。
これにより摩擦や絡まりを防ぎ、ファスナー部分の破損も避けられます。
洗濯モードは「弱水流」や「手洗いコース」を選び、中性洗剤を使って優しく洗いましょう。
こうすることで、生地の質感を保ちながら清潔に仕上げることができます。
ポイント③:風通しの良い場所で陰干しすること
洗ったカバーを乾かすときは、乾燥機の使用は避けた方が無難です。
高温での乾燥は生地の縮みや劣化につながりやすいからです。
風通しの良い場所に陰干しすれば、自然に乾燥できて素材も傷みにくくなります。
シワを防ぐために形を整えてから干すのもポイントです。
ムアツマットレスを長持ちさせる使い方の4つのコツ
- 使わないときは立てかけて通気性を確保すること
- 専用の収納袋に入れて保管すること
- 直置きを避けてベッドフレームに乗せて使うこと
- 定期的に使用環境を見直してカビを防ぐこと
ムアツマットレスをできるだけ長く快適に使うためには、日常的なケアに加えて保管方法や使い方にも工夫が必要です。
誤った扱い方をするとカビや劣化を招きやすくなるため、正しい保管と使用環境を意識することが大切です。
ここでは、マットレスを守りながら快適な睡眠環境を維持するためのポイントを紹介します。
コツ①:使わないときは立てかけて通気性を確保すること
使用しないときに床に敷きっぱなしにしておくと、底面に湿気がこもりやすくなります。
立てかけることで空気が通り、内部の湿気を逃がすことができます。
また、定期的に位置を変えて干すことで、より効率的に湿気を防げます。
湿気対策を徹底することで、カビや臭いの発生を防ぎ、長持ちさせることができます。
コツ②:専用の収納袋に入れて保管すること
長期間使わないときは、ホコリや汚れを防ぐために専用の収納袋に入れて保管するのがおすすめです。
通気性のある素材の袋なので、内部に湿気がこもりにくくなります。
専用袋以外を使う場合は、ビニール袋のような密閉性の高いものは湿気を逃さないため避けましょう。
清潔な状態を保ちながら安心して保管できる工夫が大切です。
コツ③:直置きを避けてベッドフレームに乗せて使うこと
ムアツマットレスを床に直接敷くと、湿気が溜まりやすくカビの原因となります。
ベッドフレームやすのこベッドの上に置いて使うことで、通気性が確保されて安心です。
どうしても直置きで使用する場合は、除湿シートを敷いたりこまめに陰干しを行ったりすると効果的です。
使用環境を工夫することで、清潔さと快適さを両立できます。
コツ④:定期的に使用環境を見直してカビを防ぐこと
湿気の多い梅雨時期や冬場の結露が発生しやすい時期は、特にカビ対策が重要です。
部屋の換気をこまめに行い、除湿機やエアコンの除湿機能を併用するのも効果的です。
また、マットレスの状態を定期的に確認し、カビの兆候がないかチェックする習慣をつけましょう。
環境を見直すことで、より安心して長期間使用できます。
ムアツマットレスの洗い方についてまとめ
- ムアツマットレス本体はウレタン素材で丸洗いできない
- カバーは取り外して清潔に洗える
- ムアツマットレスは定期的に陰干ししたりローテーションをしてケアする
- 部分的な汚れは水や洗剤を含ませた布で叩いて落とす
- 汚れに適した洗剤や落とし方で対処する
- 西川ストア公式のメンテナンスサービスを利用できるモデルもある
ムアツマットレスは本体を丸洗いできないため、正しいお手入れ方法を知ることが重要です。
日常的には陰干しや掃除機がけ、部分的な汚れへの水拭きや中性洗剤でのシミ取りが基本となります。
また、強い洗剤や直射日光は避け、カバーは洗濯表示に従って優しく洗うことがポイントです。
さらに、通気性を確保した保管方法やベッドフレームの使用を心がけることで、長く快適に使い続けられます。
正しい知識と工夫を取り入れて、清潔で心地よい睡眠環境を整えていきましょう。
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