この記事では骨なしさばがどうやって作られるかと、安全性、また簡単レシピもご紹介しています。
「魚は食べたいけど、骨が面倒…」そう思ったことはありませんか?
特に小さなお子さんやご高齢の方にとって、魚の骨は厄介なもの。
でも、大丈夫!骨なし魚という便利な食材があるんです。
そこで、こんな疑問が出てきますよね。
- 骨なしさばって、どうやって作るの?
- 骨を溶かすために薬品を使うことはあるの?
- 骨なし魚の安全性は?
- 骨なしさばの調理法も教えてほしい
大事な人に食べさせるものですから、慎重になるのも当たり前です。
- 骨なしさばの骨は1本1本手作業で骨を取り除いている
- 骨を溶かす薬品は使っていない
- 骨なし魚の安全性に問題はない
- 骨なしさばの簡単レシピを3つ紹介
今回は、そんな骨なし魚の代表格、骨なしさばにスポットを当て、その製造工程から安全性、簡単レシピまで徹底解説しちゃいます!
この記事を読めば、骨なしさばの疑問や不安が解消され、毎日の食卓がもっと豊かになること間違いなし。
ぜひ最後までお読みください!
骨なしさばはどうやって作られる?
骨なしさばは、骨を1本1本手作業で取り除いて作られます。
骨を溶かすために薬品を使ったりすることはありません。
骨を取る過程で崩れた身を天然由来の接着剤(粘着剤)で付けて整形することはあるようです。
また、出荷時には当然ですが異物混入などがないか、厳重にチェックされています。
骨取りさばが作られる工程を、以下ざっくりと紹介します。
1. 原料の選定
まず、新鮮で品質の良いさばを厳選します。漁獲されたさばは、鮮度を保つために一気に冷凍されます。
加工の段階では、さらに厳格な品質チェックが行われ、基準を満たしたものだけが使用されます。
2. 三枚おろし
選別されたさばは、熟練した職人の手によって、または専用の機械を使って三枚におろされます。
この工程では、身を傷つけないように、丁寧に作業が行われます。
また、この時に大きい骨や血合い、うろこなどが取り除かれます。
3. 骨取り
三枚におろされたさばから、骨を丁寧に取り除きます。
魚の大きさや厚みはまちまちなので、手作業で一本ずつ骨を抜く必要があるようです。
骨が残らないように細心の注意が払われ、X線を使った検査をすることもあります。
4. 成形・包装
骨が取り除かれたさばは、用途に合わせて形を整えられ、トレーや袋などに包装されます。
この際、衛生管理が徹底され、品質が保持されます。
5. 検査
包装された製品は、厳格な検査を受けます。細菌検査や残留農薬検査など、様々な項目が検査され、安全性が確認されます。
検査に合格した製品のみが、出荷されることが許可されます。
6. 出荷
検査に合格した製品は、冷蔵または冷凍された状態で、市場やスーパーなどに出荷されます。
消費者の手に届くまで、徹底した温度管理が行われます。
骨なしさばの製造工程は、高度な技術と厳格な品質管理によって支えられています。安全で安心して食べられるように、様々な工夫が凝らされているのです。
骨なし魚の安全性は?
骨なしの魚は安全なのか?と気になる方は多いと思います。
結論から言えば、安全です。
骨を取るために特殊な薬品で骨を溶かしたりすることはありません。
形を整えるために接着剤を使用することはありますが、厚生労働省に認可された食品添加物が使われており、害はありません。
骨なし魚に使われる接着剤は安全?
骨なし魚に使われることがある接着剤は、非常に厳しい安全基準をクリアしたものに限られます。
例えば「トランスグルタミナーゼ」という酵素を使っているものがありますが、調べてみると食品添加物として認可されているものだそうです。
魚のすり身を使った製品、ひき肉を使ったもの、麺類などに使われることがある食品添加物で、無味・無臭・無害です。
普段口にする食品にも多く使われているものですので、安心して食べて大丈夫です。
骨なしの魚はもともと病院食として開発された
骨なし魚はもともと、病院食として1998年ごろから一般に出回るようになりました。
噛む力が弱い高齢者や、病院で使われる食材として開発されたものが、子どもの魚離れなどもあってじょじょに家庭にも広まるようになっていきます。
子どもの魚嫌いの原因の一つが、「骨があるから食べにくい」ことだそうで、骨なしの魚だったら食べる、というお子さんも少なくありません。
いろいろな意見や考え方があると思いますが、骨なしの魚を食べることで、魚のおいしさを知るきっかけになればそれはそれでよいのかな、と思います。
骨なしさばを料理に使うデメリット
骨なしさばを料理に使うデメリットはほとんどありません。
骨を取る作業は手作業がほとんどですし、形を整える時に使用される接着剤は厚生労働省が認可している食品添加物が使用されており、安全です。
魚にはちゃんと骨があるのだけれど、骨なしさばは骨を取ってくれる人がいるから、骨がないんだよ、と子供に教えるのが、大人の役割でしょう。
魚を調理することや、安全なものをおいしく食べる、という点では骨なしさばを使うデメリットはないと言えそうです。
骨なしさばを料理に使うメリット
骨なしさばを料理に使うメリットはたくさんあります!
骨なしの魚ならパクパク食べてくれる、というお子さんはたくさんいます。
我が家の子供たちも、小さい頃は骨を取った切り身ならたくさん食べてくれました。
また、お弁当作りには骨取りのお魚は本当に重宝します。お弁当のおかずは一口大にすることが多いのですが、骨があるとなかなか思ったサイズにカットできません。
骨なしさばなら、竜田揚げや甘酢あんかけなど、いろいろな味にササっと調理できて、とっても便利だと思います。
骨なしさばレシピ簡単にできるもの3つ紹介
骨なしさばを使った簡単レシピを3つ、アレンジも含めてご紹介します。
毎日のごはんのおかずや、お弁当のおかずにぴったりですよ。
骨なしさばの味噌煮
骨なしさばを使った定番レシピといえば、味噌煮です。
甘辛い味噌の味がご飯によく合い、子どもも喜んで食べてくれます。骨がないので、調理も簡単です。
材料:
- 骨なしさば 2切れ
- 味噌 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ1
- しょうが 1かけ
- 水 100ml
作り方:
- 骨なしさばは、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
- しょうがは千切りにします。
- 鍋に味噌、みりん、砂糖、しょうが、水を入れ、火にかけます。
- 沸騰したら、骨なしさばを入れ、落し蓋をして10分ほど煮ます。
- 煮汁が煮詰まってきたら完成です。
骨なしさばの竜田揚げ
お弁当にも最適なのが、骨なしさばの竜田揚げです。カリッとした食感と香ばしい風味が食欲をそそります。
材料:
- 骨なしさば 2切れ
- しょうゆ 大さじ2
- 酒 大さじ1
- 片栗粉 大さじ3
- 揚げ油 適量
作り方:
- 骨なしさばは、一口大に切ります。
- しょうゆ、酒、しょうがのすりおろしを混ぜ合わせ、骨なしさばを10分ほど漬け込みます。
- 片栗粉をまぶし、170℃の油で揚げます。
- きつね色になったら完成です。
骨なしさばの塩焼き
素材の味を活かしたシンプルな塩焼きもおすすめです。朝食やお弁当にもぴったりです。
材料:
- 骨なしさば 2切れ
- 塩 少々
作り方:
- 骨なしさばは、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
- 両面に塩を振ります。(有塩の場合は塩を振らなくてもOKです)
- グリルまたはフライパンで焼きます。
- 皮がパリッと焼けたら完成です。
骨なしさばはどうやってつくられているかまとめ
- 骨なしさばは、人の手で骨を取って作られている
- 加工から出荷まで厳重な衛生管理のもと安全基準を守って作業が行われる
- 骨なし魚の安全性に問題はない
- 骨なし魚に使われることがある接着剤は安全基準をクリアした食品添加物である
- 普段私たちが口にしている食品に多く使われる添加物であり、安全
- 骨なしさばのレシピを3アレンジとともにつ紹介
骨なしさばは、人の手で丁寧に作られるものであり、安全性にも問題がないことがわかりました。
毎日のおかずに、お弁当に、食べやすい骨なしの魚はとっても便利です。魚嫌いの克服のためにも一役かってくれそうです!
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