モバイルバッテリーの160Whはどのくらいなのか、について解説します。
モバイルバッテリーが飛行機に持ち込みできるかどうか、悩んだことはありませんか?
- 20,000mAhのモバイルバッテリーは飛行機に持ち込めるの?
- 飛行機の持ち込み制限が160Whと書いてあるけどどういう意味?
- 飛行機に持ち込める容量のモバイルバッテリーを知りたい
mAhとか、Whとか、単位がいろいろあってどういう風に考えたらいいかわからなくなりますよね。
そこで、少しでもカンタンに見分けることができないか、調べてみることにしました。
- 40,000mAhまでの容量のモバイルバッテリーは機内持ち込みOK!
- 160Wh以下かどうかはモバイルバッテリー本体に書いてある
- 楽天とAmazonで売れている、おすすめの大容量モバイルバッテリーを3つ紹介
それぞれの項目についてみていきましょう!
モバイルバッテリー160Whはどのくらい?
160Whはモバイルバッテリーの容量の単位にすると、約43,243mAhです。
えっと、ちょっとわからないです。
ですよね(笑)私もわかりませんでした。
算数大っ嫌いな私が、少しでもわかりやすくなるように解説します!
160Whは飛行機持ち込みの上限となる基準
「160Wh」は飛行機の機内持ち込みの上限になる値です。旅行に行こう!モバイルバッテリー持っていかなきゃ!というときに引っかかる数字ですね。
モバイルバッテリーに使われている「リチウムイオン電池」の持ち込み上限が160Whなのだそうです。
実は、飛行機に持ち込める「160Wh」以下かどうかは、モバイルバッテリー本体に表示されているんです!
ところで、普段モバイルバッテリーを選ぶ時、容量「何mAh」っていう表示で選びますよね。
楽天でよく売れているモバイルバッテリーの商品ページにも、こんな風に記載があります。
商品ページによると、この製品の裏面にある容量表示は、「3.7V,22000mAh,81.4Wh」となっています。
この表示から計算する方法もご紹介しますね!「3.7×いくつ」の計算なので簡単です。
160Wh以下かどうかはモバイルバッテリーの裏に書いてある
モバイルバッテリーの裏に、容量が160Wh以下かどうかは、ちゃんと表示されています。
写真は、我が家のモバイルバッテリーの裏面の表示です。
上から2行目に「容量:5000mAh(18.5Wh)とありますね。この「18.5Wh」の部分を見ればOKなんです!
18.5Whは当然160Wh以下ですから、我が家のこのモバイルバッテリーは、安心して飛行機に持ち込みOKということです。
上にあげた楽天の商品も、「3.7V,22000mAh,81.4Wh」ですので飛行機に持ち込みOKです。
表示がない時は計算すれば出せる
「〇〇Wh」の表示がないモバイルバッテリーや、商品ページに「Wh」記載がない場合には、ちょっと計算が必要です。
Wh=Ah×V (Vは定格電圧) (Ah=mAh÷1000)
①まず、mAhをAhにします。これは簡単。○○mAhを1000で割るだけです。
我が家のモバイルバッテリーは「5000mAh」ですので、「5Ah」です。「5000」の「000」を取ればいいんです。
②次に、今出した「5Ah」に3.7を掛け算すると、何Whなのかがわかります。
5×3.7=18.5ですので、18.5Whになります。
18.5Wh=5Ah×3.7V
5Ahに掛け算した、3.7ってどこから出た数字?
モバイルバッテリーに使われている、リチウムイオン電池は「定格電圧(Vで表示される)」というものがあって、ほとんどの場合これが3.7Vなんです。
我が家のモバイルバッテリーにも記載されています。画像の白丸で囲んだところです。
画像の中に、〇で囲んだところ以外にも、電圧を表す単位である「V」の表示があります。「DC5V」と何か所かありますよね。
これは、モバイルバッテリー本体の充電や(入力)、スマホなどを充電(出力)するときに使用する電圧の規格です。
USBケーブルが5Vの規格なので、DC5Vは「普通のUSBケーブルで充電できますよ」という意味ですので、今回の計算には関係がない部分です。
160Wh以下になるのは何mAhまで?
160Whは約43,243mAhですので、容量がそれ以下のものであれば160Wh以下となります。
いちいち計算が面倒だと思いますので、早見表を作ってみました。
モバイルバッテリーの容量 | Whにすると |
---|---|
5,000mAh | 18.5Wh |
10,000mAh | 37Wh |
20,000mAh | 74Wh |
30,000mAh | 111Wh |
40,000mAh | 148Wh |
50,000mAh | 185Wh |
上の表でも50,000mAhになると160Wh以上になっていますので、機内持ち込みはNGなのですね。
20,000mAhモバイルバッテリーは飛行機に持ち込みOK
20,000mAhのモバイルバッテリーは機内持ち込みOKです!ただし、いくつか注意点があります。
ひとつづつ解説していきます。
飛行機に持ち込めるモバイルバッテリーの容量は160Whまで
飛行機に持ち込めるモバイルバッテリーの容量は160Whまでですが、細かい規定がいくつかあります。
- 国内線の場合:100Whまでなら個数制限なし、100Wh~160Whのものは2個まで
- 国際線の場合:JALやANAなど日本の航空会社は国内線と同じ。それ以外は航空会社に確認が必要
国際線の場合は、100Wh以下のものであれば複数個持ち込み可能、100~160Whのものは持ち込める個数に制限があったり、事前に許可を取る必要があることも。
いずれにせよ、スマホやPCの充電用に持ち込む程度であれば、それほど神経質になる必要はないでしょう。
電動車いすなどでどうしても大型のバッテリーを持ち込む場合には、航空会社へ事前に確認をするようにしましょう。
必ず手荷物として持ち込む
モバイルバッテリーは預入れ荷物に入れることはできません。必ず手荷物として持ち込みましょう。
ついうっかりスーツケースに入れちゃった、なんていうこともありますが、航空機にとってリチウムイオン電池は危険物です。
万が一貨物室で発火し、発見が遅れたら墜落・・・なんてことを避けるためにも、手荷物での持ち込みとなっています。
スーツケースのX線検査で見つかって再検査になったり、最悪の場合スーツケースを開けられてバッテリーだけ破棄されることもあります。
もし、預入れしてしまったことに気が付いたら、すぐに航空会社のカウンターに申し出ましょう。
モバイルバッテリーは袋やケースに入れて手荷物に入れる
手荷物として持ち込む際は、専用のケースに入れるかひとつずつ袋に入れておくようにしましょう。
リチウムイオン電池は、ちょっとした衝撃などで、ショートして比較的簡単に発火するので、衝撃から守れるケースや袋に入れることが必要です。
また、落としたことがあるモバイルバッテリーは火災のリスクがとても高くなります。
普段から落としたりしないようにし、万が一モバイルバッテリーを落としてしまったときは、正しい方法で処分するようにしましょう。
モバイルバッテリー160Wh以下のおすすめ3つ
スマホやPC充電用として販売されているモバイルバッテリーであれば、大体のものが機内持ち込み可能です。
その中でも楽天やAmazonでよく売れている商品をご紹介しますね。
20,000mAhの容量、ケーブルが内蔵されているので5台まで同時充電できるモバイルバッテリーです。
ソーラーで充電できるので、充電の電源が確保できないような場合でも使用できるのが安心です。
大きさはスマホと同じくらいで重さも225gと軽量。カバンに入れて持ち運んでも負担感0です。
22,800mAhの大容量で、タイプB・C・ライトニングケーブル・USBの4本ケーブルが付属しています。
あれこれケーブルを持ち運ぶ必要がないので、荷物が少なくて済みますね。
手のひらサイズで重さは210gほどと、コンパクトなのでバッグの中でも場所を取ることがありません。
楽天のレビューは約4,000件!売れている理由をレビューでこちらからチェック
40,000mAhの大容量なので、複数台のスマホ充電はもちろん、電熱ベストや電気毛布などにも十分使用できます。
今まで複数台のバッテリーを交換しながら使わないと途中で電源が切れてしまうようなものも、これ1台で交換なく使えるとのレビューも!
大きさはスマホと同程度、384gとやや重いのがデメリットかもしれません。
大容量をみんなはどのように活用しているのか?!楽天のレビューでこちらからチェック
まとめ
- 160Whはモバイルバッテリーの容量の単位にすると、約43,243mAh
- 「160Wh」は飛行機の機内持ち込みの上限になる値
- モバイルバッテリーの裏に160Wh以下かどうかちゃんと表示されていることが多い
- 「〇〇Wh」の表示がないモバイルバッテリーや、商品ページに「Wh」記載がない場合には計算が必要
- 計算式は、「Wh=Ah×V (Vは定格電圧) (Ah=mAh÷1000)」
- 160Whは約43,243mAhですので、容量がそれ以下のものであれば160Wh以下
- 20,000mAhのモバイルバッテリーは機内持ち込みOK
- 飛行機に持ち込めるモバイルバッテリーには容量以外にも規定がある
- モバイルバッテリーは必ず手荷物として持ち込む
- 手荷物として持ち込む際は、専用のケースに入れるかひとつずつ袋に入れておくようにする
モバイルバッテリーの160Whは約43,243mAhとなります。
160Wh以下のものなら国内線も国際線も飛行機に手荷物で持ち込み可能です。
旅行や帰省の時も、携帯のバッテリー切れを気にせずにモバイルバッテリーを利用できますね!
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