この記事では、一人暮らし初心者さんでもわかりやすく、アイロンとスチーマーの違いや、どちらを選ぶべきかについて解説していきます。
一人暮らしを始める人にとって、家事の負担はできるだけ減らしたいものです。
特にアイロン掛けは面倒なイメージがあって、できるだけ時短したい、手間をかけたくないですよね。
アイロンって、難しそう…
スチーマーって聞いたことあるけど、アイロンと何が違うの?
そんなあなたの疑問を、これから一緒に解決していきましょう!
一人暮らしでアイロンがおすすめの人:ワイシャツをパリッとさせたい人、プリーツやセンタープレスのパンツをよく着る人、週末まとめてアイロン掛けする人
一人暮らしでスチーマーがおすすめの人:マメ出かける前に衣類のシワ取りをしたい人、フリルの多い服や立体的な服をよく着る人、衣類の消臭をしたい人
アイロンとスチーマーの両方の機能がある、2WAYで使える製品もご紹介します。
アイロンとスチーマーそれぞれのメリット・デメリット
まずは、アイロンとスチーマーそれぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。
アイロンのメリット・デメリット
パリッとしたワイシャツに仕上げるには、アイロンの方がしっかり仕上がります。エリや袖口、ボタン周りなどはスチームアイロンの方が得意です。
- メリット:
- シワをしっかり伸ばせる
- 綿や麻など、厚手の生地にも使える
- ワイシャツなどパリッとさせたいときにはアイロンが最適
- 比較的安価なモデルが多い
- デメリット:
- アイロン台が必要
- 火傷の危険性がある
- 時間と手間がかかる
- 肩部分など丸みがある部分、にアイロンをキレイに当てるのが難しい
もう何十年も主婦として家事をしてきている私ですが、アイロン掛けはいまだに面倒に思うことがあります。
それでもアイロンを使っている理由は、Yシャツの襟や袖などをパリッと仕上げると気持ちが良いし、深いシワもキレイに取れるからです。
スチーマーのメリット・デメリット
スチーマーはハンガーにかけたまま、思い立ったら電源を入れてすぐ使えるのが最大のメリットです。
- メリット:
- ハンガーにかけたまま使える
- コンパクトで収納しやすい
- 短時間で使える
- 繊維がつぶれないため衣類の風合いを保てる
- 消臭効果がある
- デメリット:
- シワが深くついている場合は効果が薄いことがある
- アイロンよりも高価なモデルが多い
- シワを完全に伸ばすには時間がかかる場合がある
またアイロン掛けしにくいTシャツやニット、フリルやタックの多い服も風合いを損なわずにシワを取ることができます。
アイロンだとどうしてもニットの風合いが損なわれたり、テカってしまったりと残念なことも多いんですよね。
スチーマーであれば出かける直前でもササっと衣類を調えることができて、衣類の風合いも保てるのが良い点です。
スチームアイロンはスチーマーの代わりにならない
スチームアイロンならスチーマーと同じように使えるのでは?というと、実はそうではありません。
アイロンには、スチーム機能を使わないドライアイロンと、スチーマーと同じように蒸気を噴出するスチームアイロン機能があります。
スチームアイロンは蒸気が下方向に向けて出るようになっており、アイロンを垂直にした状態ではまっすぐ蒸気を衣類に当てることができません。
また「プレスする」という性質上、アイロンは重さがあるのが特徴です。仮に蒸気をハンガーの衣類に当てることができても、重さで持ち続けるのは疲れてしまいます。
アイロンとスチーマー、時間と仕上がりの違い
同じ衣類にアイロンとスチーマーをそれぞれ使った場合、時間と仕上がりにどのような違いが出るのでしょうか?
アイロンとスチーマーを比較した表がこちらです。
比較項目 | アイロン | スチーマー |
---|---|---|
時間 | 効率が良いが、準備時間や作業時間がかかる | 短時間でケアできる |
仕上がり | パリッとした美しい仕上がり | ふっくらとした仕上がり |
素材 | 丈夫な素材全般 | デリケートな素材も含む |
シワの種類 | 深いシワも伸ばせる | 軽いシワに最適 |
時間や手間はスチーマーが断然早く、手軽
一般的に、スチーマーの方が短時間でシワ伸ばしができます。
理由は電源入れてから使えるようになるまでの、立上りの速さが断然スチーマーの方が早いからです。
例えば、パナソニックの衣類スチーマーを例にとると、立上り時間は約17~19秒。
アイロン台は不要、ハンガーに衣類をかけたままでシワ伸ばしに取り掛かれます。
対して、同じパナソニックのアイロンだと、立上りに約60秒~100秒かかります。
暖まる間にアイロン台を出し、服の材質によっては必要なら当て布を用意する必要もあります。
実際にシワが伸びるまでの時間は、シワの多さや深さ、服の大きさや材質などで変わりますが、スチーマーの方がトータルの時間は短く済むと思います。
パリッとした仕上がりや長時間使用はアイロンが適している
ワイシャツやドレスシャツをパリッと仕上げたり、複数の衣類にまとめてアイロン掛けする場合は、スチーマーよりアイロンの方が適しています。
アイロンが得意なのは「プレスする」こと。パンツの折り目やワイシャツの袖山をビシッとつけたり、プリーツスカートのプリーツをつけたりするのは、アイロンが適しています。
ワイシャツのエリや前ボタンの細かいところのシワ取りも、アイロンの方が得意。
使い続ける時間は、パナソニック製品で比較すると、スチーマーのスチーム持続時間は約8~13分。何枚もシワを伸ばすには時間が足りなくなる可能性があります。
アイロンはドライアイロン(スチームを使わないアイロン)は電源が入っている間ずっと使えます。
一人暮らしでアイロンがおすすめの人
一人暮らしでアイロンをおすすめできる人は、次のような人です。
- 毎日アイロン掛けはせず、週末にまとめてかけたい人
- ワイシャツやセンタープレスのパンツ、フレアスカートなどをよく着る人
- シーツやカーテンなど大物もアイロン掛けをする人
- イベントの時だけアイロン掛けをする人
- 生乾きの服をアイロンで乾かす人
イベントごと、冠婚葬祭の時のシャツだけアイロン掛けをする、という人であれば、いっそクリーニングに出してしまった方が、仕上がりがキレイで楽かもしれませんね。
我が家は週末にまとめてシャツのアイロン掛けをするのと、少し生乾きかな?という服をアイロンで乾かすので、アイロン派です。
一人暮らしでスチーマーがおすすめの人
一人暮らしでスチーマーをおすすめできる人は、次のような人です。
- Tシャツやニットなどカジュアルな服が多い人
- フレアやドレープなどの装飾が多い服が好きな人
- 毎朝その日着る服のシワ取りをしたい人
- 立体的なデザインの服が多い人
- アイロンと同時に消臭もしたい人
こまめに衣類のケアをしたい人やアイロン掛けの手間をかけたくない人にはスチーマーがぴったりです。
一人暮らしにおすすめ!アイロンとスチームの2WAY
ワイシャツにはしっかりアイロンをかけたいけれど、普段のシワ取りは手軽にしたい…そんなお悩みを解決してくれる製品があります。
パナソニックの衣類スチーマーは、アイロンとしても使えるスチーマーとして、1人暮らしの人にも人気があります。
毎日ササっと衣類のシワ伸ばしができるほか、脱臭や高温のスチームでの除菌効果が期待できます。
ワイシャツのエリやボタン周りは、アイロン台の上でスチームアイロンとして使うことができ、細かい場所のシワも取れます。
ワイシャツのエリや前立て、袖口がパリっとしているかどうかで、スーツを着たときの印象はガラッと変わります。
普段はカジュアルスタイルでもスーツを着る機会がよくある人は、スチーマーとアイロンの2台持ちすることなく、2WAYスチーマー1台で対応できます。
まとめ
今回は、一人暮らし初心者さん向けに、アイロンとスチーマーの違いや、どちらを選ぶべきかについて解説しました。
- アイロンとスチーマー、それぞれにメリットとデメリットがある
- アイロンはしっかりシワが取れてパリッと仕上がる
- アイロンは手間や時間がかかる
- スチーマーは手軽に毎日使える
- スチーマーは大量にアイロンがけする場合や大物、シャツのエリや前立ては不得意
- 一人暮らしでアイロンがおすすめなのは、週末にまとめてアイロン掛けする人やワイシャツ、プリーツやプレスの入った服を着ることが多い人
- 一人暮らしでスチーマーがおすすめなのは、こまめに少量アイロン掛けをする人や立体的な服、フリルなどの装飾が多い服が好きな人
- スチーマーとアイロンの両方の機能を備えた2WAY製品が一人暮らしにおすすめ
一人暮らしになると、衣類のケアも自分ですることになりますね。ちょっと面倒と思うこともあるでしょう。
スチーマーとアイロン、ライフスタイルや普段着ている服によってぴったりな方を選んでくださいね。
どっちがいいか迷ったら、2WAYもアリですよ!
コメント