この記事では、安全な歯固めの選び方とおすすめの素材、使うことのメリットと選び方について詳しく解説します。
赤ちゃんの初めてのおもちゃに買ってあげる物が、歯固めというご家庭は多いと思います。
出産祝いにも人気で、たくさんのおすすめ商品が店舗でもネットでもあふれていますよね。
- 歯固めも安全で安心できるものを選びたい
- 歯固めは木製とかシリコンとかあるけど、どれがいいの?
- 歯固めってそもそも何のためにあるの?
赤ちゃんには安全なものをあげたいですよね。今回は歯固めの安全なものの選び方を、素材別に解説しています。
また、歯固めを使うことのおすすめしたいメリットや、心配ごとについても書いていきますね。
歯固めの安全な素材はどれ?
歯固めに使われる素材は、主に次の4つです。
- 木製
- シリコン
- 天然ゴム
- プラスチック(ポリプロピレン)
それぞれメリットとデメリットがありますので、素材ごとにまとめてみました。
木製は自然素材で耐久性に優れる
木製の歯固めは、自然素材を使用しているため、化学物質が含まれていない点で安心です。
無塗装または食品用の安全な塗料を使用したものを選びましょう。
木を持つ自然な温もりや質感が赤ちゃんにとって心地よく、耐久性にも優れています。
- 木製歯固めのメリット
- 木製歯固めのデメリット
我が家の子供たちが一番気に入っていたのが、木製のものでした。
数年使って、落としたことも何度もありますが、壊れたり割れたりしないので、安心して持たせていられました。
お手入れは乾いた布で拭くだけなので簡単ですが、いつも噛む場所が年数とともに変色し、キレイにはなりませんでした。
ささくれやカビは毎日のように使っていたためか、まったく気になることはなかったですよ。
シリコンは安全性と柔軟性が高い
シリコン製の歯固めは、柔軟性が高く、赤ちゃんの口の中で無理なく使えて安全な素材です。
選ぶ時は、食品衛生法の基準をクリアしている、と明記されているものを選ぶと安心ですよ。
パッと見でシリコン製かどうかわかりにくい場合がありますので、購入時には素材をしっかり確認するのが重要!
- シリコン製歯固めのメリット
- Tabシリコン製歯固めのデメリット
シリコン素材は耐熱性が高く、食洗機の使用や煮沸消毒が可能で、とっても衛生的に使い続けることができます。
冷蔵庫で少し冷やしてあげると、赤ちゃんの歯茎のむずがゆさをしずめ、赤ちゃんのご機嫌が良くなることもありますよ。
天然ゴムは柔らかく、赤ちゃんに優しい
天然ゴム製の歯固めは、柔らかくて噛み心地がよく、赤ちゃんもとても使いやすいものが多いと言えます。
自然素材であるため、環境にも優しく、化学物質を含まないのも安心です。また、壊れにくく耐久性に優れるのもメリットです。
- 天然ゴム製歯固めのメリット
- 天然ゴム製歯固めのデメリット
ゴム製でアレルギーを起こすのは、ゴムに含まれるたんぱく質が主な原因と言われています。
「アレルギー物質除去済み」と表示があるのものを選ぶと、敏感肌の赤ちゃんやアレルギーが心配なママにも安心ですよ。
プラスチックは安価でデザインが豊富
プラスチックを使った歯固めは、デザインやカラーバリエーションが豊富で、価格も手頃です。
- プラスチック製歯固めのメリット
- プラスチック製歯固めのデメリット
なお、購入する際はBPA(ビスフェノールA)フリーであることを確認することが重要です。
また、耐久性はやや低いことが多いため、頻繁にチェックして破損がないか確認することが必要です。
歯固めは歯並びに影響するの?
歯固めの使用は、基本的に赤ちゃんの歯にとって悪い影響を与えることはない、と言われています。
むしろ、噛む練習やあごの発達をうながすためにも、赤ちゃんにとって歯固めで遊ぶことはとっても重要なんですよ!
歯固めを使うメリット①歯ぐずりの解消ができる
歯が生えてくる頃、赤ちゃんは歯茎の違和感やムズムズでご機嫌が悪くなったり、何でも口に入れて噛んだりします。
口に入れて確かめてみる、というのは自然でとても大切な行動なのですが、危険なものでも口に入れちゃうのが赤ちゃんという生き物です。
そこで、歯がためをあげて、それを心置きなくカミカミしてもらうことで、赤ちゃんの欲求やストレスを解消してもらうわけですね。
歯固めを使うメリット②噛む練習になる
大人にとって「噛む」というのは当たり前にできる行動なのですが、赤ちゃんは実は練習しないとうまくできないものなんです。
それまでミルクや母乳で「吸う」ことは得意になってますが、「噛む」のに慣れていないと、上手にできずに丸のみになっちゃうことも。
歯固めを使って噛むという動作に慣れておくと、離乳食になってもスムーズに食べてくれる可能性が高くなります。
歯固めを使うメリット③あごや骨の発達の助けになる
歯固めを噛むことで、刺激が骨やあごの筋肉の発達を促すことができます。
あごや骨がしっかり発達することで、歯がキレイに生えそろい、歯並びの美しさにも影響するんです。
歯固めを長時間使いすぎたり、固すぎるものを与えたりしなければ、歯並びに悪い影響はない、と言われています。
歯並びは、見た目のきれいさだけではなく、虫歯や歯周病のなりやすさにも影響があります。
赤ちゃんの将来の健康のためにも、適切に歯固めを使って遊ぶことはとっても重要なんですね。
安全な歯固めの選び方のポイント
赤ちゃんの歯固めを選ぶ時のポイントを、安全面に注目して5つ、解説します。
ポイント①安全で安心な素材のものを選ぶ
歯固めを選ぶポイントの1つめは、安全で安心な素材のものを選ぶことです。
木製やシリコン製、天然ゴム製などが安全でおすすめです。
塗装されているものは、食品にも使われる安全な塗料が使われていれば安心できますよ。
ポイント②安全基準を満たしているマークを確認する
STマーク:一般社団法人 日本玩具協会のマークで、赤ちゃんや子供のおもちゃが「安全面で注意深く作られたおもちゃである」ことを示すマークです。
乳幼児の誤飲防止のための検査や、可燃性の検査、有害物質が使われていないか、などを検査して基準をクリアした製品についています。
STマークがある歯固めは、安全な商品であると考えることができますね。
ポイント③小さな部品が外れたり、とがった部分がないものを選ぶ
歯固めの中に鈴などが入っているものや、ビーズなどが動いてキレイなものもありますね。
小さなボール状の部品が繋がってできていたりするものもあります。
これらの部品が外れて間違って赤ちゃんが飲み込んでしまうと、大変なことに!
部品が外れたり連結部分が切れやすくないか、注意して選ぶことが大切です。
とがった部分も赤ちゃんの目や鼻の穴に入ってケガをしないように、鋭すぎたり、固すぎたりしないものを選びましょう。
ポイント④赤ちゃんが握りやすい物を選ぶ
赤ちゃんが握りやすいような、太めの持ち手があるとか、腕に通しておける輪っかがついていると使いやすいようです。
ネンネがメインの月齢が低いうちは、赤ちゃんがずっと物を握っておけず、お顔の上に落として大泣きする、なんてこともあります。
仮にお顔に落としても、ケガがない程度の重さのものだと安心ですよ。
ポイント⑤清潔に保てるものを選ぶ
赤ちゃんのお口に入るものだけに、常に清潔であることが必要です。
水洗いや消毒がラクで、お手入れしやすい物を選ぶことも重要ですね。
木製など消毒が難しい素材でも、固く絞った布で拭いて、陰干しして完全に乾かすようにすればOKです。
シリコン製のものは水洗いができますので、こちらも洗って完全に乾かすようにしましょう。
まとめ
- 歯固めの安全な素材は、木製や天然ゴムなどの自然素材、シリコンなど
- 歯固めを使って歯並びが悪くなることはない
- むしろ適切に歯固めを使うことはあごや骨の発達によく、歯並びもキレイにする
- 歯固めを使うメリットは、歯ぐずりを解消したり、噛む練習になる、あごや骨の発達を促すこと
- 安全な歯固め選びのポイントは5つ
- 安全基準を満たした製品にはSTマークがついている
- 小さな部品が取れたり、鋭くとがった部分はないものが安全
赤ちゃんの成長には、なめたりカミカミしたりと、お口に入れて確かめることはとっても大切です。
歯が生える6か月~1歳くらいの間に歯固めを使うことにはメリットがいっぱい!
赤ちゃんのお気に入りの歯固めを、ぜひ探してあげてくださいね!
コメント