この記事では、ダンボール製のキャットタワーの特徴やメリット・デメリットの解説と、おしゃれな市販品の口コミを交えた紹介をしています。
ダンボールでできたキャットタワーについて、こんな疑問はないでしょうか。
- ダンボール製ってどんなところがメリットなの?
- ダンボール製で困るところやデメリットは何?
- 手作りを配送のダンボールでするのと、市販品のどこが違うの?
- SNSでみた、おしゃれで人気のキャットタワーが欲しい!
多くの猫ちゃんが大好きな、ダンボール。ダンボール製のキャットタワーをお考えの飼い主さんも増えてきています。
ダンボールって、紙だよね・・・大丈夫?という飼い主さんの疑問に思う点について、調べてみました!
- 強化ダンボール使用の製品は耐荷重50kgのものもあり、安全に使える
- 木製や金属製より軽く、移動が楽チン
- 組み立てに工具が必要なしで簡単
- 処分も資源ごみでOKと手間なし
配送用ダンボールでの手作りと、市販品の違いもまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。
ダンボール製キャットタワーの特徴とメリット
ダンボール製のキャットタワーには、次のような特徴やメリットがあります。
- 軽量で移動がラクラク
- 組み立てる時に工具が必要ない
- 環境にも猫ちゃんにも優しい素材
- 資源ごみで捨てられるから処分が簡単
軽量で移動が楽々
従来の木製やカーペット製のキャットタワーと比べて、ダンボール製は一人で持ち上げられるほど軽いのが特徴。
女性でも簡単に持ち上げられるため、お掃除の際の移動や、お部屋のレイアウト変更が簡単にできます。
組み立てる時に工具が必要ない
組み立てる時に、ドライバーなどの工具が必要ないことがほとんどです。
差し込んだり組み合わせたり、という組み立て方をするため、普段使い慣れない工具に四苦八苦する、と言ったことがありません。
環境にやさしい素材
使用後のリサイクルが可能で、環境への負荷が少ないのも特徴です。
資源ごみとして回収できるため、処分した後もリサイクル素材として生まれ変わります。
資源ごみで捨てられるから処分が簡単
処分するときも資源ごみで回収してもらえるので、処分が簡単です。
自治体によりますが、粗大ごみとして処分する場合料金がかかることが多いと思います。
ダンボール製のキャットタワーはバラして資源ごみに出すだけです。(自治体の区分を確認してくださいね)
ダンボール製キャットタワーのデメリット
ダンボール製ならでは、のデメリットもあります。
- 水に弱い
- 耐久年数が木製より短くなることも
- ダンボールをかじることが好きな猫ちゃんには不向き
それぞれみていきましょう。
水に弱い
ダンボールは「紙」ですので、水には弱い、というデメリットがあります。
また汚れがつくとしみ込んで跡がつくこともあります。
耐久年数が木製より短くなることも
猫ちゃんの使い方や多頭かどうか、などにも左右されますが、使える年数は木製や金属製のものよりも、短くなる可能性があります。
猫ちゃんの一生の間には、何度か買い替える必要は出てくるでしょう。
ダンボールをかじることが好きな猫ちゃんには不向き
ダンボール箱が大好きな猫ちゃんはとっても多いのですが、入って遊ぶだけではなく、かじることが好きな猫ちゃんには向きません。
ダンボールを食べてしまっても毒性はありませんが、猫ちゃんが食べて良いものでもありません。
手作りのダンボール製キャットタワーと市販品との違い
配送用の段ボールでキャットタワーを手作りしよう!という飼い主さんも増えていますね。
手作りのダンボール製キャットタワーと、市販のダンボール製キャットタワーの違いをまとめてみました。
手作り | 市販品 | |
---|---|---|
費用 | ほとんどゼロ | 数千円~1万円ほどかかる |
デザイン | ・作る人のアイデアによる ・四角い箱の組み合わせのバリエーションになることがほとんど | 樹木のようなデザイン、ボックス型、曲線とさまざま |
耐久性 | 低い | 強化ダンボール使用で高い |
耐荷重 | 低い | 50kg程度まで耐えるものもある |
組み立ての手間 | ・デザインを考え、強度を考え、ガムテープなど適宜使用し、と手間がかかる ・手間をかけることが楽しい | ・パーツを差し込むタイプなので工具やガムテープは不要 ・組み立てる以上の手間はかからない |
まとめてみると、市販品とイチから手作りと、それぞれメリットとデメリットがありますね。
配送のダンボールで作ると、費用がほとんどかからないのが最大のメリットです。
猫ちゃんのために使う時間や手間は惜しくないのが、飼い主というもの。たくさん工夫を凝らした手作りキャットタワーはきっと喜んでもらえます。
ただ、強化ダンボール製に比べると耐荷重や強度は落ちるため、猫ちゃんの安全を確保するためにはかなり工夫が必要になります。
おすすめのダンボール製キャットタワー3選!
SNSでも話題になっているものを含め、人気のダンボール製キャットタワーを3つご紹介します。
大きい猫ちゃんも安心して遊べるおしゃれなキャットタワー
商品名:Large Tree Step ラージ ツリーステップキャットタワー
- メーカー名:ペーパースタイル
- 重さ:7.7㎏
- サイズ:幅850㎜×奥行720㎜×高さ1300㎜
- 耐久性:下段約50kg、中段約40㎏、上段約50kg
- 組み立て方:パーツ差し込み式
特徴
- 樹木をイメージしたおしゃれなデザイン
- 側面に開いた穴はデザイン性が高いだけではなく、おもちゃを吊るしたりすることができる
- 根本に開いた穴部分は猫ちゃんの安心できる秘密基地になる
- 耐荷重が十分で、大きな猫ちゃんや多頭で乗っても安心
- 強化ダンボール製、糊はコーンスターチ原料で猫ちゃんに安心素材
悪い口コミ
- 組み立ててすぐは、表面がスベスベだったせいか、あまり使っていなかったです。布を敷いたら猫が取り合いをするようになりました。
- 組み立ての時に、差し込みにくい場所があったけれど、説明書に図が載っていたので無事組み立てができました。
良い口コミ
- 追いかけっこしたり、くつろいだりして、我が家の猫たちには大ヒットでした。
- ダンボールは匂いが気になることがあったが、このキャットタワーは開封時から匂いがしなかったので安心できた。
- 紙製とは思えない丈夫さで、エコなのも気に入っています。
- 組み立てが簡単でよかったです。
SNSで人気!組み合わせ自由シンプルなキューブ
商品名:にゃんネイルキューブ
- メーカー名:キーテイル
- サイズ:幅35㎜×奥行き23.5㎜×高さ35㎜(スタッキング時)
- 組み立て方:不要
特徴
- 大中小のキューブを自由に組み合わせて使える
- 同シリーズのトライアングルと組み合わせると、より自由な組み合わせが可能
- 黒と白のリバーシブルで、気分やインテリアに合わせて組み合わせ自由
- キューブの中も外も高密度ダンボールの爪とぎになっているので、好きなところで爪とぎしてもらえる
悪い口コミ
- すごく軽いので、猫が飛び乗る勢いで飛んでしまうことがあります。横に並べて使うといいかも。
- 猫ちゃんが気に入ってくれなかった・・・。
- 爪とぎの後のカスが気になります。
良い口コミ
- 丈夫で激しく遊んでも壊れなさそう!
- いろんな並べ方ができるので楽しいです。
- 四角い形がステップとして優秀!
- 再入荷待ちをしていて、やっと買えた!
- スタッキングしちゃえばコンパクトになるから、お客様が来てもスペースを確保できました。
安定感抜群でリーズナブルなキャットハウス
商品名:RAKU猫ハウス
- メーカー名:RAKU
- 重さ:3.6㎏
- サイズ:幅53.5㎜×奥行×30㎜×高さ64㎜
- 耐久性:40㎏
- 組み立て方:パーツ差し込み式
特徴
- コンパクトなサイズで場所を取らない
- 価格がリーズナブル
- 爪とぎが11か所あって、猫ちゃんのお好みの場所で爪とぎしてもらえる
- 別売りの取り換え用天板爪とぎ(ダンボール製)3枚セットあり
- 落下防止効果のあるベッドサイドのデザイン
悪い口コミ
- 接合の差し込み部分が弱いので、組み立て時気を付ける必要があると思います。
- 真ん中の空間にあまり猫ちゃんが入ってくれないです・・・。
- 組み立てにコツが必要かもしれない
良い口コミ
- 猫がすぐに気に入ってくれて、バリバリ爪をといでいます。
- 爪とぎの場所が多いので存分に爪とぎしてくれています
- 5分で組み立てができた。とっても簡単だった。
- 組み立てている最中も我が家の猫たちは興味津々、出来上がった途端にくつろぎはじめました。
ダンボール製キャットタワー選び方のポイント
猫ちゃんが安心・安全に遊べてくつろげるようなキャットタワーの選び方について、まとめてみました!
- 強度のあるダンボール素材でできていること
- 耐荷重が十分であること
- 猫ちゃんがダンボールを噛む癖がないこと
- 湿気の少ない場所に設置できること
強度のあるダンボール素材でできていること
市販のダンボール製キャットタワーやキャットハウスは、強化ダンボールという密度の高いダンボールでできていることがほとんどです。
猫ちゃんも寝そべったりジャンプしたり、安心して選ぶことができますよ。
耐荷重が十分であること
猫ちゃんの体重を考慮した、耐荷重があるものを選ぶ必要があります。
ジャンプした時の着地などでは、体重以上の荷重がかかりますので、耐荷重には余裕があった方が安心です。
この記事で紹介した製品のように、40kg~50kgの耐荷重があれば安心ですね。
猫ちゃんがダンボールを噛む癖がないこと
軽くかじるくらいなら問題ありませんが、本格的にかじり取って食べちゃうことがお好きな猫ちゃんの場合、ダンボール製は選ばないことをおすすめします。
ダンボールには毒性はないのですが、猫ちゃんはダンボールを消化できないので、たくさん食べてしまうと危険です。
湿気が少ない場所に設置できること
ダンボールは紙製なので、どうしても湿気に弱い、という弱点があります。
耐久性が落ちたり、カビが発生したりしないように、湿気の少ない場所に設置するようにしましょう。
ダンボール製キャットタワーがおすすめの人
ダンボール製のキャットタワーをおすすめできる人は、次のような飼い主さんです。
- リーズナブルでもおしゃれなキャットタワーが欲しい人
- いずれ転居の可能性があり、コンパクトになるものを探している人
- メインのキャットタワーはあるが、サブでもう1台欲しいと思っている人
- メインのキャットタワーを購入する前に、どのようなタイプが猫ちゃんの好みか知りたい人
- 部屋の掃除や模様替えなどで、キャットタワーも簡単に移動できた方がいい、という人
- ベッドや高いところへのステップを探している人
- 爪とぎができるキャットタワーを探している人
- 処分が簡単なものを探している人
ダンボール製キャットタワーをおすすめしない人
反対に、おすすめではないのは次のような場合です。
- 床から天井まである超大型のキャットタワーを探している人
- 一度購入したら猫ちゃんの一生ずっと同じものを使わせてあげたい人
- キャットタワーの移動が必要ない人
まとめ
- ダンボール製キャットタワーのメリットは大きく4つある
- 軽いので移動が簡単
- 組み立てに工具が必要なく短時間でできる
- 環境にやさしいエコ素材
- 処分も資源ごみでOK
- ダンボール製キャットタワーにはデメリットも
- 水や湿気に弱い
- 耐久年数は木製や金属製より短い
- ダンボールをかじる癖のある猫ちゃんには不向き
ダンボール箱が大好き、という猫ちゃんはとっても多いもの。大好きなダンボールでたくさん遊んで、くつろいでもらえたら、飼い主みょうりに尽きますね。
皆さんと猫ちゃんの幸せな毎日に、お役に立てたら幸いです。
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