引っ越しで電気を止めたり新しい住所で使いたいときに、電話で手続きするのになんて言えばいいのか、セリフつきで解説します。
電気の引っ越しで電力会社に電話するんだけど、なんて言ったらいいの?って迷いますよね。
- オペレーターが出たらまず何を言えばいいの?
- 電話するとき準備しておくものってあるの?
- うまく話ができるか心配・・・。
普段電力会社に電話をすることなんてないですから、電話して何を言えばいいのかわからないですよね。
今回は、そんな不安を解決できるように、用件ごとに「これを言えばいい!」というセリフをまとめてみました。
- 電話がつながったら、用件を言えばあとはオペレーターが全部聞いてきてくれる
- うまく話をする必要は全くナシ!
- 話をスムーズにするために、電気メーターの番号やお客様番号など準備しておくと良いものがある
では、次から詳しく解説していきます。
用件だけ言えば、カスタマーセンターが全部聞きだしてくれる
カスタマーセンターにつながったら、用件だけを言えば大丈夫です。
- 電気を止めてほしい
- 引っ越し先で電気を使いたい
- 今の住所の電気を止めて、新しい場所でも使いたい
この3つのうちのどれかだと思いますので、ご希望のものを選んで言えばOK。
あとは全部、オペレーターが質問することに答えていくだけです。
スムーズに話を進めるために、準備したほうが良いものもありますので、次の項目から詳しく解説していきます。
今住んでいる場所の電気契約を解約するとき
「引っ越しするので、電気を止めてください」オペレーターに、まずこれだけ言えばOK。
電力会社は、解約する場所を特定することと、連絡してきた人が、本当に契約者や契約者の代理人かを、確認する必要があります。
ですので、電力会社によって多少違いがあると思いますが、大体次の4つを準備しておけばスムーズです。
お客様番号は検針票かWEBで確認できる
振込用紙で支払っているのなら、用紙に書いてあることもあります。
口座振替やキャッスレス支払いをしている場合には、検針票が届いていないケースもあります。
契約内容を確認するためのマイページがあれば、ログインして確認することができます。
検針票や振込用紙がなく、マイページも知らない、という場合には、お客様番号以外の方法で本人確認ができれば、解約手続きができるはずです。
電力会社に登録されている住所と名義
特に集合住宅の場合、電力会社に登録されている住所表記と違うことがあります。
例)マルットコーポ2 101 とマルットコーポ 2棟 101 (建物名は架空のものです)
この場合、オペレーターから「こういう登録になっていますが同じ場所でしょうか?」と確認されると思いますので、回答してください。
もし可能であれば、「供給地点特定番号」または「電気メーターの番号」がわかれば特定できます。
供給地点特定番号って何?
供給地点特定番号は(「地点番号」ということも)、電気メーターの住所にあたるものです。
検針票に記載されていたり、電力会社のマイページで確認することができます。
あらかじめ、電力会社に連絡をして「私の住んでいる場所の地点番号を教えてください」と言えば教えてくれますので、メモをしておくのもいいでしょう。
ちなみに、電気は電気の、ガスはガスの地点番号がそれぞれあります。
電気のメーターの番号って何?
グレーのボックスの中に入っている黒いものが、電気メーターです。
「NO.〇〇〇・・・・」と書いてあるものがメーターの番号です。
大体玄関脇の、ちょっと見上げる高さについています。
集合住宅だと、こんな風に電気メーターがまとまっていることがあります。
自分の部屋のメーターがわからない場合は、管理会社などに問い合わせてみましょう。
電気料金の支払い方法の確認をしておく
本人確認のために聞かれることがありますので、契約の電力会社にどのように電気代を支払っているのか確認しておきましょう。
- 振込用紙が届くのでコンビニで払っている
- 口座引き落としをしている(この場合、銀行名など聞かれることもあります)
- キャッスレス支払いをしている(カード払い、PayPayなどの決済アプリなど)
- 電気代単独ではなく、なにかと一緒に払っている(ガスと一緒、携帯料金と一緒、など)
電気の最終使用日は、部屋を出る日を言う
いつまで電気を使うのか、を必ず聞かれますので、「最後に電気を使う日」を答えます。たいていは引っ越し当日になると思います。
「最終使用日」は一日中電気を使えますので、掃除をしたり、引っ越しの時間が遅い時間になってしまっても大丈夫です。
管理会社や家主から、電気を止める日について指示がある場合には、それに従ってくださいね。
部屋を出るときに、室内にあるブレーカーを落として、手続き完了になります。
引っ越し先の電気を契約するとき
「引っ越しするので、電気を使いたいです」
引っ越し先で電気を使う場合にも、まず用件だけを言えば大丈夫です。
準備をしておくものは、住所の特定に必要なものになります。
特に、一戸建てへの引っ越しや、新築物件へ引っ越しするときは、確認されることが多くなります。
引っ越し先の住所
引っ越し先の住所は、省略せずに番地や建物名、棟番号も正確に伝えるようにしましょう。
間違った住所だったり、あいまいなだったりすると、引っ越し当日電気がつかない!なんてこともあり得ます。
引っ越し前に現地に行く機会があったら、電気メーターの番号は控えておく方がよいでしょう。
特に一戸建てや新築物件は、電力会社に住所の登録が間に合っていなかったり、「地番」という別の住所で登録されていることもあります。
また、最近住所表記が変わった場所は、古い表記で電力会社が把握していることがありますので、不動産会社に古い住所表記も確認しておきましょう。
もし、オぺーレーターに「住所がありません」と言われても大丈夫です。
メーターの番号と不動産会社から聞いている住所で、当日までに電力会社が住所を特定してくれます。
引っ越し先がオール電化か太陽光があるかどうかなど確認しておく
電力会社によっては、引っ越し先の設備に応じてお得になる料金プランを用意していることがあります。
- 電気温水器がある(お風呂を沸かす熱源がガスではなく電気)
- オール電化
- 太陽光発電設備がある
- 動力(井戸のポンプ、エレベーターや自動ドア、ガレージのシャッターなどに使われる)がある
これらの設備がある場合には、必ずオペレーターに伝えてください。設備にあったプランで契約してくれます。
今住んでいるところと引っ越し先を同じ電力会社で契約するとき
「引っ越しするので、今のところを止めて、新しい住所でも使いたいです」
こう言えば、今の住所の電気を止めて、新しい住所も引き続き同じ電力会社で契約できます。
この場合、支払い方法を引き継ぐことができる場合が多く、改めて口座引き落としやクレジットカード登録が必要ありません。
引っ越し先の電気料金のプランを指定したいときは伝える
「引っ越し先で電気を使いたいです。○○のプランでお願いします」
2016年に電力が自由化してから、電気を売る会社は大手電力会社以外にもたくさんあります。
契約したい電力会社を選び、HPなどで料金プランも「これがいいな」というものがあれば、オペレーターに伝えましょう。
- 契約A(アンペア)数を指定したいとき
- 電力会社でガスなども一緒に契約したいとき
- HPで気に入った料金プランがあったとき
新居の設備状況によっては、希望が通らない場合もありますが、まずは伝えてみましょう。
契約A(アンペア)を指定したいとき
「今住んでいるところが30Aだったので、引っ越し先も30Aにしてください」
契約A数は、その家や部屋の設備状況によって決まります。
例えば、あるマンションの前の設備が50Aになっていたら、次に入居する人も50Aでの契約になります。
A数で基本料金が変わる料金プランが多いので、希望があればはっきり伝えましょう。
ただし、オール電化住宅やIHクッキングヒーターがある場合は、A数は多めにしないとすぐブレーカーが落ちてしまいます。
もちろん、引っ越ししてからもA数は変更できますので、後日ゆっくり手続きしてもOK。
ガスなども一緒に契約できる場合がある
「電気と一緒にガス(希望のサービス)も契約したいです」
電力会社で、ガスなど他のサービスも一緒に契約できることがあります。
一緒にすると割引サービスがあったり、電力会社ごとにメリットが用意されていますので、オペレーターに確認してみましょう。
気に入った料金プランがあれば伝える
「HPにあった、〇〇のプランでお願いします」
夜間の電気代が割安になるプランや、たくさん使用すると割安になるプランなど、電力会社のHPでプランを見比べてみましょう。
気になるものがあれば、オペレーターに伝えると細かく説明してくれます。
料金のシュミレーションができる電力会社のHPもありますので、利用するのも良いと思います。
契約の電話で何も言わない場合には、引っ越し先の設備に応じた標準的なプランでの契約になります。
いつまでに電話したらよいか
引っ越しが決まったら、電力会社に早めに連絡しましょう。
- ギリギリに連絡しても電話がつながらないことがある
- 住所の特定ができない場合、手続きに時間がかかることがある
大体引っ越しの1か月前~1週間前くらいの間に連絡できれば安心だと思います。
引っ越しの1週間前くらいまでに電話をする
特に引っ越しシーズンはカスタマーセンターも混み合うことがほとんどです。
電話で電気の引っ越し手続きをするのなら、日にちに余裕を持ちましょう。
逆に、引っ越しの何か月も前に連絡しても、受け付けてもらえないこともあります。
大体1か月前くらいから1週間前までを目安にしましょう。
使用開始の手続きに時間がかかることもある
特に、新築や戸建ての物件で、電話の時に住所の特定ができなかった場合には、指定した日に電気が使えないケースもあります。
現地に一般送配電業者が確認に出向いたり、確認しても場所がわからないような場合もあるのです。
ギリギリの連絡だと、引っ越し当日しばらくの間電気がつかない、ということもあります。
せっかく引っ越ししたのにすぐ電気が使えない、というのは嫌ですよね。
早めに連絡することと、電気メーターの番号の控えを持って電話をするようにしましょう。
まとめ
- 用件だけ言えば、あとはオペレーターが全部質問してくれる
- 電気を止めたい時は「引っ越しするので電気を止めてください」
- 電気を使いたいときは「引っ越し先で電気を使いたいです」
- 引っ越しする前の住所と引っ越し先で同じ電力会社で契約するときは「引っ越しするので電気をとめて、新しい住所でも電気を使えるようにしてください」
- 契約A(アンペア)数を指定したいときは「〇〇Aでお願いします」
- 電力会社の他のサービスも一緒に契約するときは「電気と○○(サービス名、ガスなど)も一緒にお願いします」
- 電力会社のHPで気に入ったプランがある時は「〇〇プランでお願いします」
- 電気を止める連絡はお客様番号と支払い方法を確認しておく
- 電気を使いたいときは住所とメーター番号、新居の設備を確認しておく
- 引っ越しの1か月~1週間前に連絡する
何かとバタバタする引っ越し。電話で電気の解約や契約をするときに、なんて言ったらいいのか迷ったら、参考にしてくださいね。
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